ドライアイとは?
涙の分泌量の減少や、涙の質の低下により、目の表面が乾きやすくなってしまう状態です。現在、日本では約800~2,200万人ものドライアイ患者さまがいるといわれ、オフィスワーカーにおいては8人に1人がドライアイという報告もあり年々増加傾向にあります。
以下のような症状などがありましたら、気軽にご受診ください
- 目が乾く
- 目の不快感、異物感
- 目が疲れやすい
- 涙が出る
- 痛みがある
- 目やにが出る
- まぶしい
- 充血
- かすみ目 など
上記症状に加えて、頭痛や肩こりなども引き起こし、日常生活や社会生活に様々な支障をきたす場合もあります。また角膜や結膜が傷つきやすくなり、細菌などに感染しやすい状況にもなりますので、早期に治療し改善することが重要です。
ドライアイの原因
ドライアイの原因としては以下のようなものが挙げられます
- 加齢による涙の分泌量の減少
- パソコンなど長時間にわたって見続けるVDT(Visual Display Terminals)作業による瞬き回数の減少
- エアコンなどによる室内の乾燥
- コンタクトレンズの使用
- レーシック後
- 薬物の影響
- 喫煙、緊張・ストレス
- 全身の病気(シェーグレン症候群等)など
ドライアイの治療
検査でドライアイが認められた場合、原因や症状に合わせたて治療を行います。中心となるのは点眼薬による治療となり、涙の成分に近い人工涙液や、涙をとどめて乾燥を防ぐヒアルロン酸製剤、さらには涙の分泌を促進したり、ムチンを産生する点眼薬もあります。
点眼薬だけでは改善が見込めない場合、当クリニックではIPL治療も行なっております。
IPL治療
マイボーム腺の機能不全の治療として、IPL(Intense Pulse Light)治療を行っています。特殊な光を照射することで、油の分泌が低下したマイボーム腺の機能を改善します。当クリニックでは「ルミナスM22 IPLシステム」によるIPL治療を導入しております。
IPL治療の流れ
- 治療前にメイクや基礎化粧品を落としていただきます。
- 専用のアイマスクをつけて顔に密着させます。
- 下まぶたの下部に水溶性ジェルを塗ります。
- 頬から瞼の下、鼻にかけて数回フラッシュします。
- ジェルを拭き取り目のまわりを洗浄して終了します。
- 施術の所要時間は10分程度です。
- 治療効果には個人差があります。3~4週間毎に4回、を1セットとし、少しずつ病変を改善していきます。
- ダウンタイムはありませんので、洗顔・入浴・お化粧等、その他の日常生活上の制限はありません。
- 治療後に、肌に赤みやヒリヒリ感が生じる場合があります。
- 治療後2週間程度、照射部位の紫外線対策をお勧め致します。
IPL療法の料金
片眼 | 3,000円 |
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両眼 | 7,000円 |
初診料2,000円、再診料1,000円が別途必要となります。
1回のみの単発治療も行っていますが、通常1クール(4回)を推奨しています。